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3D6?

雑記。

東住吉事件再審開始に思うこと

東住吉事件について、大阪高裁が地裁の再審開始決定を支持し、刑の執行を停止することを決定した。26日には犯人と思われてきた請求人らが釈放される。
公開されている情報からすると、有力な間接証拠がなく、犯罪の成立を立証する主な証拠が捜査段階における自白という事案であり、再審請求後の審理において自白の内容通りに犯行に及ぶのは困難であることが明らかになったのであれば、再審開始は当然のことだと思う。被害者を被保険者とする生命保険に加入していたことや借金があったことは、請求人が犯行に及んだことと矛盾しないとはいえ、請求人が犯行に及んだと認定する程の事情ではないだろう。
今回の決定に対してはネット上で批判の声が少なくない。請求人の一人が在日コリアンであることや被害者に対して虐待をしていたと言われていること等がその理由のようだ。虐待がどこまで事実なのかはよくわからないが、どうやら何もなかったわけではないようではあるが、仮に虐待の事実があったからといって、請求人らが被害者を殺害したことにはならない。
悲惨な事件が発生すると、事件を目にした人達はおさまりのよいストーリーを作ってしまい、捜査機関はそのストーリーに合うように捜査をする。このことは、過去の冤罪事件の例からわかる。「連れ子を虐待をしていた『在日』が、借金に困って保険金目的で連れ子を殺害した」というストーリーはわかりやすく、いかにもおさまりがよいのだろう。