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3D6?

雑記。

「『窃盗』を『万引き』と言い換えるな」?

「『窃盗』を『万引き』と言い換えるな」と主張している人をよく見かける。言わんとしていることはわからなくもないけれど、法的には的外れだと思う。
いわゆる万引きは、刑法上の窃盗罪にあたる。このことには争いがない。でも、「万引き」=「窃盗」ではない。刑法の窃盗は、構成要件が広い犯罪で、多種多様な罪が含まれる。
例えば、警察庁の統計では、窃盗を侵入盗(空き巣、出店荒し、忍込み)、乗り物荒し(自転車盗、オートバイ盗、自動車盗)、非侵入盗(万引き、車上ねらい、置き引き、自動販売機ねらい)の3種類に大きく分類した上で、合計46の罪種に細かく分類している。2014年の統計によれば、窃盗総数は89万7259件で、その内万引きは12万1143件と窃盗総数の13.5%にすぎない。
万引きが他の罪種ではなく万引きであることを特定するためには、「窃盗」ではなく「万引き」という呼称を用いる必要がある。