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3D6?

雑記。

自民党法務部会は何を議論したいのだろう?

自民法務部会 民法改正案の了承見送り
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131029/k10015646411000.html

このあり様だと、刑法200条のときのように死文化した条文が残りそう
刑法200条の違憲判決の場合、当時の最高裁は、尊属殺人と普通殺人の間で法定刑に差をつけること自体は認めながらも、尊属殺人と普通殺人の法定下限刑の差が大きすぎるのは容認できないとして、刑法200条を違憲と判断した。国会としては、刑法200条を削除するのか、刑法200条の法定下限刑を引き下げるのかのいずれかを選択する余地があった。立法府としての対応が定まらず、結果的に20年以上もの間条文が残されたままになってしまったが、違憲判決に個別的効力しか認めない制度の下では、起こり得る事態ではあった。
今回の最高裁決定では、嫡出子と非嫡出子の間で相続分に差をつけること自体が認められないという判断であり、非嫡出子の相続分が嫡出子の2分の1であろうが3分の2であろうが、憲法違反であることには変わりがない。国会としては、速やかに民法900条4号を削除するしかないのであり、選択の余地はない。自民党法務部会が何を議論したいのかまったく理解できない。
刑法200条の場合、違憲判決後は、尊属殺人も普通殺人として起訴するという方針がとられたので、現場での混乱は少なかったようだ。しかし、民法900条4号の場合、そういう訳にもいかない。今この瞬間にも、法定相続人に嫡出子と非嫡出子が存在する相続が発生している。
「伝統的な家族制度」とやらを語っている間に、現にどのような不都合が生じるかをもらいたい。